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2023.02.02 お知らせ

パラミタミュージアム開館20周年 川瀬巴水 旅と郷愁の風景

パラミタミュージアム開館20周年
川瀬巴水
旅と郷愁の風景

2023年2月3日(金)~3月28日(火) ※会期中無休

KAWASE HASUI
旅情詩人と呼ばれた木版画家 
大正から昭和にかけて活躍した木版画家・川瀬巴水(かわせ・はすい/1883~1957)。

日本各地を旅し、庶民の生活が息づく四季折々の風景を描き続けた巴水は「旅情詩人」とも呼ばれ、

今なお多くの人に愛されています。その巴水に影響を与えたのが、版元の渡邊庄三郎です。

庄三郎は浮世絵の技術を継承しながらも、新しい時代の版画芸術として「新版画」を推進、巴水は庄三郎や、

高い技術を誇る彫師・摺師らと協業しながら、日本国内における木版画の「芸術作品」の制作に励みました。
 巴水の創作活動が順調に進んでいた1923(大正12)年、関東大震災が発生し、この震災で庄三郎は作品や

版木のほとんどを、巴水は写生帖を焼失してしまいました。早々に店の再建に取り掛かった庄三郎は、

憔悴する巴水の背中を押して旅に送り出し、巴水は生涯で一番長い旅に出かけ、各地での写生を基に制作を再開します。

この頃から巴水の筆致に変化が生まれ、震災前の作品に比べ、より写実的で鮮やかな色彩の作品が制作されるようになりました。

本展では川瀬巴水の生涯を〈版画の制作を始めた頃から関東大震災が起きるまで〉〈震災を経て変化した作風〉〈太平洋戦争前後から晩年まで〉の3章に分け、代表的な作品と共にご紹介いたします。


この機会に、日本の風景を詩情豊かに描いた、巴水の版画世界をご堪能下さい。

■お問合せ先■

公益財団法人岡田文化財団 Paramita Museum

〒510-1245
三重県三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町21-6
Tel.059-391-1088

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