歴史・文化・伝説

鎌ケ岳ブナ原始林

鎌ケ岳ブナ原始林

【昭和38年1月11日県指定】 - 大字菰野 -  北アルプスの槍ヶ岳を思わせる美しい鎌ヶ岳の山頂近くの北東斜面 に、今日では少なくなった日本山地林を代表する立派なブナ林がある。その上このブナ林は表日本に珍しい御在所スキー場にみられるように日本海気候の吹き出し山地となり、多積雪地帯となる。

このような自 然下にあるため鎌ヶ岳のブナ林は表日本のブナ林でありながら、裏日本多雪地植物のヒメモチ・ハイイヌガヤが加わっているなど全国的に 珍しく、また植物の生き様を示す貴重なブナ林である。 ブナ林は樹高13~18mのブナを主木にミズナラやカエデ類・ホオノキなどを混じ、林内に美しい花をつけるホンシャクナゲ・シロヤシオ ・ベニドウダンが多く、下生えにはびっしりとスズタケという背丈をこすササタケが茂り残雪部には雪国の木々も混じ、大木幹には羽根ひ ろげ状のヒムロゴケなどブナ林特有のコケも生えた貴重で珍しいブナ林である。